「中級って、どのくらい打てれば中級?」——草トーのレベル表記の読み解き方と、迷ったときの選び方を東海5県の一覧つきで整理しました。
この記事の要点
草トーのレベル区分(オープン/上級/中級/初中級/初級)に全国共通の基準はなく、主催者ごとに設定された自己申告制です。
そのため迷ったら「1つ下のクラス」から出て、実際の試合の空気を体感してから上げるのが失敗しにくい選び方になります。
判断材料は主に3つ、①公式戦や草トーの試合経験の有無、②スクールでの在籍クラス、③セルフジャッジで試合を回した経験です。
本記事では各レベルの一般的な目安を比較表で示し、愛知・岐阜・静岡・長野・三重のレベル別一覧から自分に合う大会を探せるようにしています。
草トー(草トーナメント)そのものの意味や種類については草トーとは何かをまとめた記事を、申し込みから当日までの流れは申込ガイドをご覧ください。
ここでは「結局、自分はどのクラスにエントリーすべきか」だけに絞って解説します。
草トーのレベル表記は誰が決めている?
結論から言うと、レベル区分は主催者がそれぞれ独自に決めているもので、全国共通の統一基準はありません。
日本テニス協会の登録ランキングのような客観指標と直接ひもづいているわけではなく、参加者が自分で「自分は中級だ」と判断してエントリーする自己申告制が基本です。
だからこそ、同じ「中級」という表記でも、主催者や会場、地域によって実際の強さの幅はかなり違います。
募集要項に「中級=スクール中級クラス在籍の方」「初級=試合経験の少ない方」といった補足が書かれていることも多いので、レベル名だけでなくその下に書かれた参加資格の一文を必ず読むことが最初のポイントです。
オープンと上級の違いは?
オープンは「レベル制限なし」、上級は「上級者向けの制限あり」と考えると分かりやすいです。
- オープン:実力の上限・下限を設けず、誰でもエントリーできる区分。結果として公式戦経験者や元大学・実業団のプレーヤーが入ってくることがあり、事実上もっとも競技性が高くなりやすいクラスです。
- 上級:スクール上級クラスや、公式戦・草トーで勝ち上がった経験のある層を想定した区分。主催者によっては「過去の入賞者は上級以上」といった参加制限を設けている場合もあります。
「オープン=誰でも歓迎だから初心者向け」と誤解されることがありますが、実際は逆方向に振れやすい区分です。
まずは雰囲気を見たいなら、オープンではなく初級・初中級から入るほうが安全です。
中級・初中級・初級の目安は?
判断材料は、①試合経験、②スクールでの在籍クラス、③セルフジャッジ(審判なしで自分たちでジャッジ・カウントコールをする形式)の経験、この3点です。
一般的な例として整理すると次のようになります。
| レベル | 試合経験の目安 | スクールのクラス目安 | セルフジャッジ | 向いている種目の例 |
|---|---|---|---|---|
| オープン | 制限なし。公式戦経験者も参加 | 上級〜選手クラス | 完全に慣れている | シングルス/ダブルス |
| 上級 | 草トーで勝ち上がった経験がある | 上級クラス | 慣れている | シングルス/ダブルス |
| 中級 | 草トーに数回以上出ている | 中級クラス | 一人で回せる | ダブルス/混合(ミックス) |
| 初中級 | 出たことはあるが数試合程度 | 初中級クラス | ルールは分かる | ダブルス/ミックス |
| 初級 | 試合はほぼ未経験 | 初級クラス | 未経験でもOKの大会が多い | ダブルス |
※あくまで一般的な目安であり、特定の主催者の基準を示すものではありません。最終的には各大会の募集要項の記載が優先されます。
スクールのクラスとどう対応する?
もっとも分かりやすい基準が、通っているテニススクールのクラス名です。
多くの草トーはスクールのクラス名と同じ言葉(初級・初中級・中級・上級)を使っているため、スクールのクラス=エントリーするクラスを出発点にして問題ありません。
ただし注意点が2つあります。ひとつは、スクールのクラス分けは「レッスンのラリー練習で成立するか」を基準にしていることが多く、試合の勝負強さとは別物であること。
もうひとつは、スクールでダブルスしかやっていない方がシングルスの草トーに出ると、体力面・カバー範囲の面で想定より負荷が高く感じられることです。
シングルス初挑戦なら、スクールのクラスより1つ下から入るのが無難です。

スクールに通っていない方は、「草トーに出た回数」で判断してください。ゼロなら初級、1〜2回なら初中級、というのが素直な当てはめ方です。
実力より上のクラスに出るとどうなる?
上のクラスに出ること自体は禁止ではありませんが、試合数が減って学びも少なくなるのが現実的なデメリットです。
- トーナメント形式だと1回戦で終わり、半日空けて2ゲームしか打てない、ということが起こる
- 相手のペースが速すぎて、自分の課題(配球、ポジショニング)を確認する余裕がない
- ダブルスではペアに負担がかかり、お互いに楽しみにくくなる
逆に、下のクラスに出て圧倒的に勝ってしまった場合は、次回から1つ上に上げれば済む話です。下から上げるほうが調整しやすいので、迷ったら1つ下から。
これが自己申告制の草トーで最も失敗しにくい選び方です。
また、リーグ戦(予選リーグ+順位決定戦)形式の大会は、負けても規定の試合数を消化できるため、レベル判断に自信がないうちは特におすすめです。
募集要項の「試合形式」欄をチェックしてみてください。
東海5県でレベル別に探すには?
草トーテニス.comでは、県ごと・レベルごとに試合情報を絞り込めます。まずは自分の県の一覧を開き、そこからオープン/上級/中級/初級/ジュニアの各カテゴリーに進んでください。
- 愛知県の草トー一覧(競技志向の方は愛知のオープンの試合一覧へ)
- 岐阜県の草トー一覧
- 静岡県の草トー一覧
- 長野県の草トー一覧
- 三重県の試合情報も掲載しています
各試合の詳細ページには、種目(シングルス/ダブルス/混合=ミックス)、参加資格、定員、コートサーフェス、会場、申込料、申込締切までまとめてあります。
レベル名だけで判断せず、参加資格の文言まで読んでからエントリーすると、当日の「思っていたのと違った」を減らせます。
主催者の方:レベル区分の掲載・修正依頼はこちらからご連絡ください。
よくある質問
スクールに通っていません。草トーは初級と初中級のどちらに出るべきですか?
試合に出た経験がまったくない場合は初級から始めるのが目安です。
草トーや練習試合を1〜2回経験し、セルフジャッジでスコアを回す流れが分かってきたら初中級に上げる、という順番が無理がありません。
愛知・岐阜・静岡・長野・三重の各県一覧からレベル別に絞り込んで探せます。
オープンの大会は初心者でも参加できますか?
エントリー自体は可能なことが多いですが、オープンはレベル制限を設けない区分のため、公式戦経験者と当たる可能性があります。
試合の雰囲気に慣れることが目的なら、まずは初級・初中級の大会や練習試合を選ぶほうが試合数を多く消化できます。
ダブルスは中級で出られますが、シングルスも中級で大丈夫ですか?
シングルスが初挑戦の場合は、ダブルスより1つ下のクラスから試すのが安全です。シングルスはカバーする範囲と体力の負担が大きく、同じ「中級」でも体感の難易度が変わります。
なお各大会のレベル基準は主催者ごとに異なるため、募集要項の参加資格欄も必ず確認してください。
